吹雪の視界情報アンケート結果報告 このアンケートは、道路情報提供のより一層の改善を目指して、平成25年3月15日から5月6日までの間、寒地土木研究所が行ったものです。 このアンケートの結果は、今後の北の道ナビコンテンツの充実や、寒地土木研究所における冬の道路交通に関する研究等に利用させていただきます。 |
回答者の属性について
有効回答数 ・・・・・・・・ | パソコン版 | : | 154名 |
携帯電話版 | : | 49名 | |
回答者の年齢 ・・・・・・ | 年齢では 10代〜70代以上 の幅広い方から回答を頂いた。 |
吹雪ポータルサイトについて
「吹雪の視界情報」のポータルサイト化と今年度の改善点について、ご意見を伺いました。
「吹雪の視界情報ポータルサイト」
利用状況とポータルサイト化の効果について
ポータルサイト化後の新規利用者が約4割を占める。
情報がまとめられてわかりやすくなったが約7割を占める。
参考にしている情報について
視界情報の現況情報を参考にしている人が約8割を占める。
提供される情報との感覚差について
差を感じていない人が約7割、差を感じる人が約3割であった。
アンケート結果内の視界ランクとは、以下の5段階に分類された視界の程度を表しています。ご参考になさって下さい。
吹雪による視程の程度 | ||||
道路のかなり遠方や、遠く離れた山や丘、建物が見える程度です。 |
道路の線形や周囲の樹木などは割合にはっきりと見える程度の視程です。運転に影響を与えるほどの視程障害ではありません。 |
運転席から見てはっきりとした視界の悪さを感じます。矢羽根が3本以上見える程度の視程です。 |
矢羽根がかろうじて2本見える程度の視程です。局地的・一時的に視程が100m未満となることがあるので、注意が必要です。 |
矢羽根がかろうじて1本見える程度の視程です。一面真っ白で「まったく前が見えない」と感じることもあります。 |
視界情報の予測情報について
役に立った人が約7割を占める。
現在の予測情報に満足している人が約2割、予測精度の向上を望む人が約3割を占める。
情報提供のエリア区分について
市町村単位に細分化したことでわかりやすくなったという人が約8割を占めている。
吹雪視界情報のポータルサイト化に伴い、H24年度に視界情報提供のエリアを市町村単位に細分化しました。
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H23年度までのエリア区分 | H24年度からの市町村区分 |
視界情報正確度について
実際の視界状況と、吹雪の視界情報で提供される視界状況の差をどこまで許容できるのかを伺いました。
実際の視界が著しい視程障害(100m未満)の場合
1ランクの差を許容できる人が約7割であった。
実際の視界が不良(200m〜500m)の場合
1ランクの差を許容できる人は5割未満であった。
実際の視界が良好(1000m以上)の場合
1ランクの差を許容できる人は5割未満であった。
今後の情報提供の在り方について
必要な情報や、その表現の方法についてご意見を伺いました。
行動を変更するのに必要な情報の種類ついて
行動を変更するには視界情報だけでは不十分という人が約7割を占める。
通行止め情報や実際の道路画像といった情報が必要という人が9割以上であった。
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情報提供の表現方法について
いずれの表現方法に対してもわかりやすい・参考になるという人が7割以上を占める。
■視界の表現
■視界不良の継続時間
■危険度
■アラート(メール通知)
吹雪の視界情報の提供による行動変更について
提供された視界の情報の活用方法について、ご意見を伺いました。
予定ルートと迂回ルート
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情報メール1:まったく見えない場合 | 情報メール2:多少見える場合 |
全く見えない場合
ルートを変更し、迂回する人が約7割を占める。
多少見える場合
ルートは変更せずに出発を早める人が約7割を占める。
アンケートにご協力いただきました皆様にはあらためて御礼申し上げます。今回のアンケート結果をふまえて、コンテンツの充実と改良を検討していきたいと存じます。
平成25年度の「吹雪の視界情報」は12月1日からの公開を予定しております。今後とも「北の道ナビ」のご利用をよろしくお願い申し上げます。
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