|
冬期の北海道の道路は、降雪・吹雪・路面凍結によってドライバーにとって非常に過酷な環境となります。皆さんがテレビやラジオで耳にする専門的な用語、状況についてここで解説します。 |
上空からの降雪がない状況です。気温が低く風が強いと、路面の雪が巻き上げられ地吹雪となることもあります。 |
|||
積もっても1時間に1cmくらいの降り方の雪です。一般に小雪がちらつくなどの言われ方をします。この程度の降雪の場合、車を運転していると雪が降っていることがわかりますが、視程は数百m程度で特に視界の悪さを感じません。 |
|||
1時間に1〜3cmくらい積もるような雪の降り方で、雪が積もることがはっきりと感じられ、道路は新雪で白一色になります。このような雪の降り方では、風がなくても視程は500mを下回るようになり、運転中には多少の視界の悪さを感じます。 |
|||
1時間に3〜6cmくらい積もる雪で、大雪と感じる降り方です。道路の新雪が深くなり、風がなくても視程は200m近くまで低下します。道路や対向車も見づらくなってくるので、日中でもヘッドライトを点灯しましょう。 |
|||
1時間に6cm以上積もる非常に激しい雪の降り方です。昼間でも薄暗く、まるで吹雪のように感じます。風が吹いていなくても視界は200m以下となり、かなり視界が悪く感じます。交通の流れも悪くなり、ノロノロ運転となる場合がありますので、前方車や対向車などに十分注意して運転しましょう。 |
|||
※説明文中の視程値は、以下の文献を参考に推計しています。松沢勝、加治屋安彦、竹内政夫_風速と降雪強度から吹雪時の視程を推定する手法について_北海道開発土木研究所月報 No.593 2002年10月
〜画像等の使用について〜
|
|||
Copyright(C)1999-2017
国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所
All rights reserved.