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冬道運転ガイド
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視程障害や路面凍結の運転に役立つ基礎知識

冬期の北海道の道路は、降雪・吹雪・路面凍結によってドライバーにとって非常に過酷な環境となります。皆さんがテレビやラジオで耳にする専門的な用語、状況についてここで解説します。

降雪・降雪強度吹雪による視界の種類

 表面が乾燥し、雪も氷もない状態の路面です。

 表面が水でぬれた状態の路面です。

 道路の表面に雪がある状態を積雪と呼び、雪の状態によりさらに細かく分類されます。


圧雪:
タイヤで雪が踏み固められ、白っぽくなっている路面を圧雪と呼びます。気温や交通量などの影響を受けて、非常に滑りやすい路面に変わることがあるので注意が必要です。

こな雪:
新雪や地吹雪で運ばれてきたさらさらした雪は、こな雪と呼ばれ、車の走行による雪煙や強風による視界不良に注意が必要です。

つぶ雪:
雪が水分を含まず、ザクザク・ボソボソした状態になったものをつぶ雪と呼びます。

シャーベット:
暖かい日や、春先に見られる、雪が融けて水分を含み、べたべたした状態をシャーベットと呼びます。

こな雪、つぶ雪、シャーベットの下に融けていない氷板などが残っている場合もあります。滑りやすいので注意が必要です。
圧雪
こな雪
つぶ雪
シャーベット

  表面に光沢がなく、黒っぽい色の凍結した路面です。厚みのあるものを氷板、厚みの無い(薄い)ものを氷膜といいます。
 氷膜は一般的に湿潤と氷膜の混合ケースが多く、氷膜上では突然滑るため運転には注意が必要です。気温や交通量などの影響を受けて、非常に滑りやすい路面に変わることがあるので注意が必要です。

 

  いわゆる「つるつる路面」です。圧雪の場合には、表面が白っぽい光沢をおび、氷板や氷膜では黒っぽい光沢をおびています。低速で走行していてもブレーキをかけるとスリップするほど滑りやすい路面です。湿潤路面から表面が薄く凍結した状態(ブラックアイス)は、気温や交通量などの影響を受けて表面が磨かれつるつるになることがあります。一見湿潤状態にも見えるので細心の注意が必要です。


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