北の道ナビHOME > 北の道安心ガイド > 冬道運転ガイド > 視程障害や路面凍結の運転に役立つ基礎知識

冬道運転ガイド
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降雪・視界・路面の基礎知識

寒地土木研究所の研究成果から冬期道路に特有の現象について解説します。冬道の運転にお役立て下さい。

降雪や吹雪による視程障害とは? こんなときに視程障害は起きやすい
こんなところで視程障害は発生しやすい 視程障害のときはこんな運転になりやすい
吹雪のときは大型車と小型車とで視界が違う
こんな時は路面の凍結に注意 こんなところでは路面の凍結に注意

 視界良好時の交通流は、渋滞時を除いて、安定した走行になります。


その時ドライバーは

 視界良好時の運転挙動は、アクセル踏量の変動が少なく安定した走行が維持されます。

 視程200m付近から走行速度が徐々に低下し始めますが、車による速度の差はそれほど大きくなく、安定した交通の流れを保っています。


その時ドライバーは

 路面や周辺の状況に応じた、安定した速度を維持しています。

 視程が100mを下回るようになると、走行速度がはっきりと低下するとともに、個々の車両の速度差が大きくなります。さらに、走行する際の目標部として前の車を頼るようになり、複数の車が連なって走ることが多くなります。


その時ドライバーは

 一定した速度をを維持して走行することが困難になり、アクセルを踏んだり離したりしながら運転するようになります。また、前の車を頼りに走行を維持するようになります。


 視程障害がさらに厳しい50m未満では、走行速度はさらに低下し、それぞれの車両の速度の差もさらに大きくなります。


その時ドライバーは

 アクセル操作だけでは速度の調節が困難になり、時々ブレーキを踏むようになります。また、距離感だけでなく自分の車の走行位置も把握しにくくなり、左右のふらつきも大きくなります。本来なら、安全な場所へ避難したい状況ですが、やむをえず走行を維持している状態です。
【参考資料】
加治屋安彦、松沢勝、鈴木武彦、丹治和博、永田泰浩_降雪・吹雪による視程障害条件下のドライバーの運転挙動に関する一考察_2004.10_寒地技術論文・報告集Vol.20

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